《サイズ》
サイズM/ウエスト40.5㎝股上28㎝股下81㎝裾幅19㎝
《商品詳細》
目で耳で足で手で、ひいては嗅覚で。
モノゴトとのオフラインの関わり、距離感が今よりも密接であった1990年代。
上述の直接的な原体験が、FIRSTRUST®︎レーベルのプロダクト制作の根底にあります。
そうして、ディレクターが いつか どこかで 触れてきたモノの残影が映る今作は、
永遠のスタンダード、501に身寄りなストレートシルエットを独自のパターンで実現。
膝元に切り返しを設けることで、ストレスフリーな可動域や着用感を考慮し、
デザインとしても活かす、その在り方を示した仕様です。
表側にハンドポケットを2つ、バックにパッチポケットを2つ設け(片側はボールチェーン・ジップフライ)
足通しを良くする為に、裾上までキュプラライニングを張っております。
フロントトップボタンは、シルバー925を用いた雰囲気あるオリジナルのスカルボタンをスタンバイし、WALDES社製のジッパーフライを採用。
左脚側に独自に柄を組み構成した、トライバル/FIRSTRIBAL™︎をハンドカットしたホワイトレザーを細やかに叩きつけ、
ブラック & ホワイト、表裏一体のツートンカラーで表現した、オリジナリティー溢れるデザイン。
そして、右脚の裾回りにぐるりで、ネイティブ・コンチョを13個をディアスキンを結った始末であしらい、
今と昔をひと繋ぎに“これまでに無かったモノ”を追求したレザーパンツ。
表革は国内の牛を姫路のタンナーにより鞣し、染色したレザー鞣しは、クロム鞣しでは柔らかすぎて着ごたえが無い、フルタンニン鞣しでは硬く重く、大人には疲れてしまうという2種の鞣しのメリットでもありデメリットでもある部分を共に補う為に、両方の良さを引き出すコンビ鞣しを採用しています。
ベースをまずクロムで鞣しているので見た目の重厚な雰囲気に対し袖を通すと着やすさを感じられます。
ただそれだけではなく、タンニン成分もしっかりと入っている為、着ていけばどんどんと風合いが増し、その人自身のシワが刻まれていきます。
表面の仕上げは通常は染料の方が風合いが良いとは言われていますが、色の出方にどうしてもバラ付きが出やすく、赤味が強くなってしまいます。「黒」という色に拘り、今回はあえて顔料を吹き、染料では表現出来ない所謂黒々とした「黒」を表現しました。
裏地はキュプラ100%でオリジナルの「フレームスカル柄」を総柄ジャガード織にて作製。
革は一生物です。
今作は、10年、20年。親から子供、ひいては孫へと世代を越えて受け継がれるような物作りを念頭に、まだ見ぬその世界線を形にした、FIRSTRUST®のスタンダード・アイテム。
※ 裾の処理は切りっぱなしの仕様で丈を調整しております。